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なた豆とは 

ナタマメ(鉈豆)とは、マメ科の一年草で、刀豆(トウズ、タチマメ、ナタマメ)、帯刀(タテワキ)と全国よばれている。 九州の人吉・球磨地方ではタチワキと呼ばれることが一般的である。ナタマメは、より漢方薬として知られており、近年では健康食品、 健康茶の原料としても一般的に知られるようになってきています。 原産は、熱帯アジアか熱帯アフリカとされており、アジア及びアフリカで食用や薬用のために栽培されています。日本には江戸時代初頭に清の国より伝わっており、 特に江戸時代の薩摩地方で盛んに栽培がされており、「篤姫」(NHK大河ドラマ)のワンシーンでも長旅の無事を祈る餞別とて送られていました。 ナタマメの利用としては、若いさやを利用した福神漬けがポピュラーですが、現在は薬効を目的に利用することが多くなってきています。 ナタマメの薬効としては血行促進や免疫力の向上など様々な効果があります。またナタマメは昔から膿を出す妙薬といわれており腎臓に良いことと、 蓄膿症、歯周病や歯槽膿漏の改善、痔ろうなどにも効果があるといわれています。


2010年からなた豆栽培開始

人吉・球磨地方の農家さん数件に栽培のお願いをし、2010年から試験的ではありますが契約栽培を開始いたしました。 2011年は本格的に契約栽培面積を増やし、トウガラシに次ぐ作物として人吉・球磨地方で普及できるように取り組んでまいります。


なた豆を育てる 

【播種・育苗】
4月初旬〜中旬頃までに3寸ポットに1晩水に浸したナタマメを播き、温度管理と潅水をこまめにおこなうと、1週間くらいで芽が出てきます。それから1週間〜2週間大切に定植できるまで苗を育てます。
 
 
 

【完熟堆肥で土作り】
一定期間寝かせたら、有機ぼかし肥を撒き、畝を作ってマルチを張ります。遅霜が降りきった5月中旬、いよいよ定植。ひとつずつ丁寧に植えていきます。
栽培過程において農薬散布は一切行いません。また忌避剤として、唐辛子エキスと竹酢液を定期的に散布するだけ。無農薬有機栽培で、安全・安心ななた豆を作っています。

【定植・栽培管理】
5月初旬〜中旬頃に完熟堆肥で土作りを終えた圃場に、いよいよ定植の時期を迎えます。 ナタマメを栽培するためには、高さが2メートルを超え台風にも耐える丈夫な支柱を立て、1苗1苗、丁寧に定植し、蔓を誘引していきます。  
 
 
 
7月初旬頃からナタマメの白くて綺麗な花が咲き始め、青いさやが急速に成長していきます。 その頃、害虫からナタマメ守るために、農薬は使用しないため1週間〜10日に一度忌避剤を散布します。
 
 
 
 

7月下旬頃のなた豆です。
莢がの長さが10cmをこえています。
 
 
 
 
 
 
 
8月中旬頃のなた豆です。
莢の長さが大きいもので30cmを超え立派に成長しています。
もう、収穫はもうすぐです。
 
 
 
 

【収穫・乾燥】
9月中旬頃から、蔓の下のほうのさやから乾燥してくるで、黄色くなった莢から収穫していきます。 収穫した莢は風通しの良いハウスなどでカラカラと中の豆の音がするまで乾燥します。  
 
 
 

豆を取り出し莢と分けて再度乾燥します。
鞘の色が茶色に変わったらいよいよ出荷です。  
 
 
 
 
 
 
 

焙煎工場に行ってきました。 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

商品規格