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青井神社

▼正式には、「青井阿蘇神社」といいますが、人吉地方では「青井さん」の呼び名で親しまれています。
 平成20年6月9日に熊本県下初の国宝(本殿、廊、幣殿、拝殿、楼門の建造物五棟と、附(つけたり)として造営時の棟札一枚と改築の年代や内容が明記された銘札五枚)に指定された。 現在の社殿群は、慶長15年(1610)から同18年に4ヶ年をかけて造営されたもので、まもなく400年を迎えます。一連の社殿が同時期のものは全国でも珍しいということです。急勾配のかやぶき屋根をはじめ、 随所に桃山様式をとり入れた多彩な装飾や色彩、南九州地方にみられる雲龍の彫刻が施されているのが特徴で、拝殿横に神供所を配置するL字状の配置は、球磨地方の社寺建築の規範となっています。 7月に「夏越し祭り」、10月に「おくんち祭」が行われいます。


▼相良氏入国より約400年前、今から1200年前の大同元年(806年)に神社が創建されました。
阿蘇の広大な原野を開拓し、その守り神として阿蘇山に鎮まる阿蘇神社の御祭神十二神のうち、三神の御分霊が重陽の日9月9日 に青井阿蘇神社に祀られたのです。


▼御祭神の名は、初代の天皇である神武天皇の孫にあたられる健磐龍命(たけいわたつのみこと)、 その妃の阿蘇津媛命(あそつひめのみこと)、お二人の子供の國造速甕玉命(くにのみやつこはやみかたまのみこと)の三柱の神々です。
この開拓の守護神である阿蘇神社の神々を祀り、ご加護を受けながら人吉球磨地方の開拓が営まれ、 安住の地を整えていったのではないかと思われます。


青井阿蘇神社
[郵便]〒868-0005
[住所]熊本県人吉市上青井町118
[電話]0966-22-2274
[HP]青井阿蘇神社